- 2019/12/13
- ユネスコの無形文化遺産(UNESCO Intangible Cultural Heritage)に「アイリッシュハープの演奏」"Irish harping"が登録されました!
→ユネスコ無形文化遺産Webサイト(UNESCO Intangible Cultural Heritage)
→アイリッシュハープとは
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ハープの種類
世界のプロの演奏家が演奏するハープ楽器を、大別すれば3つに分類されます。
ケルテックハープ・スコティッシュハープ・アイリッシュハープ
ケルティックハープとは
ケルティックハープは、ケルト地域と呼ばれるアイルランドやスコットランド等で演奏されているハープで、主に伝統音楽の演奏に用いられます。
日本ではアイリッシュハープ、レバーハープと呼ばれることもあります。
ハープの大きさは、膝に乗せられるものから大きいものまで大小さまざまですが、34 弦のものが多く使用されています。
各弦にレバーが付いており、レバーを上下させ半音ずつ音を変えることで、シャープやフラット等の臨時記号に対応することが可能です。
現在は伝統音楽だけでなく、クラシック・JAZZを演奏する奏者や、独自のアレンジを加えオリジナルの楽曲を演奏する新進気鋭のケルティックハープ奏者も現れています。
日本ではまだプロの演奏者が少ない楽器のため、本格的な奏法を学ぶためにアイルランドやスコットランドなどの現地へ実際に足を運ぶ方もおられます。
グランドハープ
グランドハープは、大型のハープ、主にクラッシックのオーケストラ演奏での演奏に使われるハープで、主にオーケストラの演奏で聴くことができる一般的に日本でなじみのあるハープです。
弦の音を半音上げ下げするために、足でのペダル操作できることからペダルハープと呼ばれることもあります。弦の本数は、47弦、ぺダルで半音上下することで、クラッシックからポピユラー音楽まで、ほとんどの楽曲を演奏できます。
増幅マイクの使わない生音で演奏されるオーケストラの楽器中、一番音量の小さな楽器のためオーケストラの演奏においては、音量を稼ぐために強く弾くことが求められるグランドハープですが、その音は、あまり目立ちませんが、とっても優雅な音を奏でる楽器です。
日本では、一番プロのハープ奏者が多いのもグランドハープ奏者です。ソロでの演奏会も開催されています。
アルパ
アルパ(arpaまたはharpa)は、南米で弾かれているハープで、ラテン・アメリカ パラグアイ、ベネズエラ、ペルー、メキシコ で用いられるハープです。16―17世紀スペインからハープから持ち込まれたと伝えられています。
ジャベという指輪を弦に押し当てて、半音を上げます。最近では、カマックレバーが使われて、37弦のすべての弦を半音上げ下げできるアルパも登場しています。
アルパにも新たな新曲、独自のアレンジを加える演奏家が現れています。 日本では、奏者は、数少ないと思います。
世界のハープ コンクール・世界のハープ コンテスト
- スコティッシュハープコンクール / CLARSACH (SCOTTISH HARP) RECITAL AND COMPETITION "the Princess Margaret of the Isles Memorial Prize for Senior Clarsach"
- USA国際ハープ・コンクール The USA International Harp Competition (USAIHC)
- サンクトペテルブルク国際コンクール「ゴールデン・ハープ」/ International Harp Competition Golden Harp
- 国際ヴェラドゥローバー ハープコンテスト
- パリ国際コンクール / Concours Internationaux de la Ville de Paris
- 米国ハープメーカー、ライアン&ヒーリー社主催の国際ジャズ、ポップハープコンクール Lyon & Healy International Jazz & Pop Harp Competition
- イスラエル国際ハープ・コンクール
- リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクール
- ロシア国際ハープコンクール
- ドイツ ミュンヘン国際音楽コンクール / Internationaler Musikwettbewerb der ARD
- ジュネーヴ国際音楽コンクール / Geneva International Music Competition
- パラグアイ音楽祭「グアランバレ・フェスティバル」