手洗器と洗面器について(手洗い器と洗面器の定義)
JIS規格(日本産業規格)では住宅における手洗器と洗面器について、下のイラストのように器の大きさによって定義つけています。

手洗い器の定義(JIS) | 幅450mm未満 / 奥行320mm | |
洗面器の定義(JIS) | 小サイズ | 450以上545未満 (推奨500,510又は530) / 奥行 400,430または460mm |
大サイズ | 545以上 (560又は610) / 奥行 460又は510 mm |
上のイラストにあるように、実際に水が落ちる(ためられる)内寸の有効サイズではありません。
アイエムではボウルサイズや構造・用途から以下のように定義づけています。
手洗器(手洗いボウル)
サイズについて
手洗器サイズ(幅或いは、直径) | 450mm以下 |
ミニ・コンパクト手洗器 | 幅、或いは奥行が300mm未満 |
構造・用途について
- 水ため:直流タイプの排水で使用するため、基本水ためはしない。オーバーフロー(溢れ防止穴)無し構造。
- 用途:手を洗う目的により使われる器。
- 設置場所:トイレ、玄関先、廊下に設置する。
- 水栓:基本的に単水栓(水)を使用するが、混合水栓(水&湯)も好まれる。
洗面器(洗面ボウル)
サイズについて
洗面器小型 | 450mm以上 500mm未満 |
洗面器中型 | 500mm以上 600mm以下 |
洗面器大型 | 600mm以上 |
構造・用途について
- 水ため:貯め洗いして使用できる。オーバフロー(水のあふれ防止穴)付き構造推奨。
- 用途:手と顔を洗う目的により使われる器ですが、大型洗面器は、洗髪・衣類の手洗い・生花の水揚げ・ベビーバスやペットバス等活用も可能です。
- 設置場所:洗面所。
- 水栓:混合水栓(水&湯)と共に使用する。
- その他:水はねをしない大きさのもの。貯め洗い、流し洗いに対応するものがある。
推奨サイズ
手洗い器の推奨サイズ
幅400mm、奥行き320mmぐらい
- 男性が両手を入れて余裕のあるサイズがおすすめです。
- 石鹸を泡立てて、手首まで洗え、水はねが少ないサイズとなります。
洗面器の推奨サイズ
幅500mm、奥行き340mm、深さ150mm以上
- 両手を使い洗顔するために理想的なサイズです。
- 日本人の男性の平均的な肩幅は大きくて46センチ程です。かがんで洗顔し、両手から水はねが起きにくいサイズとなります。
サイズの決め方
手洗器のサイズの決め方
手洗器のサイズ決めも同様ですが、最近玄関やトイレに設置するコンパクトで省スペースの手洗い場が求められています。
これらの場所は、幅が取れても奥行きがない場合が多いです。
アイエムでは奥行き最小18センチからご用意しています。省スペースタイプの手洗器は以下でご確認下さい。
洗面器のサイズの決め方
理想的なサイズは先に述べた通りですが、実際のお使いになる洗面器や手洗い器のサイズは、設置場所によって決定します。
洗面台や洗面スペースの一般的な間口(幅)は600mm、750mm、900mmですが、コンパクトな500mmもございます。
ボウルの左右に歯ブラシやコップを仮置きするスペースも必要なのでボウルのサイズ+20センチの余裕のスペースはほしいです。